「デザイナーズビル」という言葉を聞いたことがあると思います。
デザイナーといえば、洋服のデザイナーや車のデザイナーなどのように、色や形、素材などを決めて、オシャレでカッコイイ洋服や、車の構成を作る人たちです。
では、ビルや住宅の場合はどうかというと、建築家や設計士のデザインセンスの高い人、または有名な人が、オシャレでカッコイイビルを作っていると想像されるのではないでしょうか。
「このビル(住宅)はデザイナーズか。きっと有名なデザイナーが設計したんだろうな」
と想像すると思います。
ですが、必ずしもそうではないんです。
今日はそんなお話です。
ちょっと変わっていればOK?
オフィスビルや住宅をお探しの方の中には、他とは一味違う、お洒落でハイセンスな物件を好む方も多いと思います。
そういう方は、検索サイトなどの条件検索でデザイナーズにチェックを入れて探しますよね。
すると、出てくる出てくるデザイナーズ物件!
しかし!!
「あれ!?これ、デザイナーズなの?普通っぽい…」
と思った物件ありませんか?
または、現地に赴き、内覧をしてみると、「あれ、普通だな」と感じる経験をされた方がいるのではないしょうか。
実は・・・基準がない。
そういう物件がけっこうあります。
なぜでしょうか。
はっきり言ってしまうと、ちょっと変わっていれば、それだけでデザイナーズと言えてしまうんです。
つまり、住宅や建物にはデザイナーズという基準がなく、特に定義されたものではないのです。
ですから、他の建物と少し違う物件、例えば窓がちょっと変わっているデザインであればデザイナーズとして販売または貸し出すこともあります。
一般的なハウスメーカーが「デザイナーズ住宅」として販売してることもあります。
なので、デザイナーズビルといえば、高名なデザイナーが設計したとは限らないんですね。
真のデザイナーズ
では、本当のデザイナーがデザインした物件は存在するのでしょうか。
もちろんあります。
東京都庁舎は有名過ぎるくらい有名な建築家が設計した建物ですが、公共建物以外にもオフィスビルや住宅でそういう物件は沢山あります。
例えば、「渋谷桜丘ビル」は、世界的にも有名な 故・黒川紀章氏の設計で建てられたオフィスビルで、門扉やエントランスは、やはりデザイナーズだな!と思わせるデザインになっています。(残念ながら、今現在空きフロアはありません。2014/10/03)
そういう高名な建築家や設計士が実際に設計したものの特徴としては、募集広告の中にその人の名が明記されているということが多いです。
「建築家○○設計デザイン!」のように、アピールポイントの一つとして宣伝しますので、わかりやすいです。
こういう物件が、皆さんが普通に想像されるデザイナーズ物件ですよね!
ここで、誤解のないように申し上げておくと、有名な建築家が造った建物だけが、デザイン性に優れているということ言いたいのではありません。そういう方達がデザインしたものではなくても、非常にお洒落でハイセンスな物件も多くありますので、オシャレなオフィスビルをお探しの場合は、「デザイナーズ」を探すのがやはり一番良いと思います。
普通のオフィスもデザイナーズに!?
思っていたよりもデザイン性が高くなかったのだが、それ以外の条件面、立地や賃貸条件などはすべてパーフェクトな賃貸事務所を見つけてしまった。
そういう状況でお困りなら、ご自身で内装をデザイン性の高いものにするのはいかがでしょうか。
オフィスを専門にした内装会社の中には、そのデザイン力を強く謳っているところもあります。
そういう会社に、理想を伝え、追求していけば、きっと他とはかなり違ったデザインのオフィスとなるのではないでしょうか。
また、物件を探す手段として、リノベーション物件を探すのも一つの道です。
リノベーションとは、簡単にいうと以前のものから新しいものに完全に変えることです。
こういった物件は、デザイン性の高いものが多いです。
もちろん、弊社でも内装会社をご紹介することも可能ですので、どこに頼んで良いのかわからないなど、お困りの際は、ぜひ弊社にお問い合せ下さい。(弊社で移転をされていなくても大丈夫です。)
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