Archive: 3月, 2013

フリーレントの違約金

入居時から一定の期間、賃料が免除されるフリーレント特約。
入居されるお客様からすれば、前事務所との家賃重複を防ぎ、
移転初期費用の削減にもなる為、重宝される賃貸契約の特約の一つです。

一方、貸主からすると本来であれば収入としてあるはずの賃料を免除するわけです。
何もいいことがないように思えますし、すぐに退去されてしまった場合の
損失というリスクも負います。

そこで、フリーレントの契約では、更に特約を設けて、
期間内解約の違約金を契約書の条文に追加しているのが一般的です。

条文については、「フリーレント契約の条項」でも詳しく解説していますので、
こちらも併せてご覧下さい。

条文では難しく書かれていますが、簡単に言うと、
期間内に解約した場合は、免除していた分の賃料を違約金として
支払うということ。

例えば、フリーレント期間6ヶ月、契約期間3年の契約で、
入居から1年後に退去しようとする場合には賃料の6ヶ月分を
違約金として支払う事になります。

借主からすると期間の制約が出来てしまうので、どこか腑に落ちないのではないでしょうか。

しかし、ビルオーナーの立場で考えればこの制約は仕方がないとも思えます。
なにしろ、この制約を付けなかった場合には、
フリーレント期間終了と同時に退去してしまうという悪夢のような出来事も考えられます。
相当なリスクを背負う訳ですね。

 

フリーレント物件は人気が高く、反響も非常に多いです。

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物件探し・下見で失敗しないポイント5つ

物件探しの中で、決定するために一番重要といえる下見。
日頃のお仕事の合間を縫って現地に赴き、実際に中を見れる機会と時間は、
そう多くはとれず大変貴重です。

せっかく時間を割いて現地に行くのですから、
見落しがないようにしたい。

そこで、物件の下見でこれだけを抑えておけば、
失敗をしないポイントを5つに絞ってご提案します。

  1. 駅から実際に歩く

    不動産広告の駅からの徒歩分数は、距離で計算します。
    80mを1分としているだけなので、信号や歩道橋など、
    実際に歩いてみると想定していたより時間がかかる場合があります。
    複数の物件を順次見て行く場合は、それぞれの物件に駅から
    向うことができませんので(最初の物件除く)
    ひとおり内覧を済ませた後に候補に絞った物件だけ駅から歩いてみると良いでしょう。
  2. 環境のチェック

    隣の建物や近隣の飲食店、街の雰囲気などを確認しましょう。
    自社のビジネススタイルに合うかどうかの判断材料になります。
    また、これはできればで結構ですが同じビルに入居しているテナントの
    雰囲気なども確認できると良いですね。
    後に悪影響を受けるようなマナーの良くないテナントがいたら、
    その物件は避けるべきですね。
  3. 部屋の明るさ

    部屋内の採光などを見ます。
    図面や写真だけではわかり難いので、現地で体感してみて下さい。
    照明を消してどれくらいの光が入るか等、試してみるのがいいですね。
    それと、季節を考慮することを忘れずに。
    冬の今なら明るくていいけど、夏は逆に陽があたりすぎて暑いなんて
    ことも考えられます。
  4. 計測する

    多くの物件の寸法計測は壁の中心から測る壁心計算というものです。
    つまり、図面では壁の厚みの半分が含まれていることになりますので、
    物を置くスペースなどは実際に測ってみないと正確な数字が出せません。
    細かい部分や什器などを置く重要な箇所はメジャーなどを利用して測りましょう。
    電源(コンセント)の位置などもここで確認しておくと二度手間になりません。
    また大きな設備などを搬入する予定があるなら、エレベーターや扉の間口も
    測っておきましょう。
    ※メジャーをご用意いただく必要はありません。以前の記事にも書きましたが、
    営業マンが常に携帯しております。
  5. Continue reading »