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賃貸事務所の同居申請・承諾書とは

「複数の会社で一緒に事務所を使いたい」
「数社共同で契約したい」
賃貸事務所をお探しのお客様の中には、このようにお考えの方もいらっしゃると思います。
数あるお問合せの中でもよくいただくご要望です。

グループ会社の場合や知人同士で家賃負担をしたい場合など、背景は様々です。

しかし、通常の事務所の賃貸借契約では、
契約書の以下のような条文で数社の使用は禁止されています。


(禁止または制限される行為)
第○○条
2.本物件の全部又は、一部につき賃借権の譲渡、転貸もしくは※使用貸借をなし、
あるいは、本物件を第三者に使用させ、若しくは、契約者以外の名義を表示してはならない。
以下省略
※使用貸借とは、無料で貸すことです。

このように、ほとんどの賃貸借契約書で禁止事項とされています。
一つの物件に、一社しか入居できないということになりますね。

理由としては、契約名義と違う会社が、その物件の一部とはいえ使用し、
表示していることは貸主からすれば、まったく知らない会社が入居していることになります。
その点だけを見てもおかしいということは分かりますが、実際に何か問題が発生した時にも困るからです。

 

でもちょっと待って下さい。
一つのフロアまたは貸室に複数の企業名が表示されているビルをよく見かけますよね。
あれはいったいどういうことなのでしょうか。

ということで、少し前置きが長くなりましたが、数社が共同で使用する場合の
契約書及び方法をご説明したいと思います。

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トイレの神様

昨今、いろいろな本を見ているとトイレの掃除にまつわる話を
多く目にするような気がします。
自己啓発本や開運に関係する書籍には必ずと言って良い程出てきます。
多少の表現の違いはあるにせよ、そのほとんどはトイレを毎日綺麗に
していると運気、金運が上がるというもの。
なにしろ、トイレには神様がいるのだそうで、綺麗に掃除すると
その御利益に与れるとのこと。
数年前にヒットした歌にも登場しているのかはわかりませんが、
気になったので、その神様を少し調べてみました。

 

烏枢沙摩明王(ウスサマミョウオウ)
というそうです。
天台宗に伝承される五大明王の一尊で、炎の神であり、「烈火で不浄を清浄と化す」
という力を持っていることから、不浄潔金剛、火頭金剛とも呼ばれることがあります。
元々は、古代インド神話における「ウッチュシュマ」、「アグニ」と呼ばれた炎の神で、
この世の一切の汚れを焼き尽くすという少し怖い神様です。
炎で「不浄を清浄」、「汚れを焼き尽くす」というところに掃除との関連をうかがわせます。

トイレの神様として
トイレは「怨霊や悪魔の出入口」という思想が古くからあり、実際にも不潔なので、
ウスサマ明王の炎の功徳により清浄してきれいに変えるという信仰が伝わってきたとされています。
また、婦人科の病気から守り、子宝成就にも恵まれるとされています。
しかしこのウスサマ明王、その炎で浄化する力とは関係なく、
トイレにまつわる事(ちょっとここでは書けませんが)
で仏様を救い出したという功績から、厠を守護する者とされていたそうです。
伝承される前から既にトイレの神様だったのですね。

 

このようにとてもありがたい神様なのはわかりましたが、
なぜ金運までが上がるのか。

説としては様々な解釈があるのですが、調べていた中で
興味を惹いた2つを挙げてみます。

その1 7人の神様
家などの人間が生活する場には、7人の神様がつきます。
その7人の神様達は競争で、つく場所を決めるそうです。
例えば、1番早く着いた神様は応接間というような感じです。
以下到着順
2番:玄関
3番:リビング
4番:寝室
5番:キッチン
6番:洗面、風呂
7番:トイレ
この順番は競争とはいえ毎回同じ順位になります。
なぜならそれぞれの持物の重さが違うから。
神様は幸せにしようとやってくるので、金銀財宝を持参してきます。
その重さが軽い神様が一番早く到着し、
一番最後に到着する一番遅い神様は、誰よりも重い金銀財宝が入った
バックを背負ってやってくるので、いつも7番目のトイレしかないのです。
その神様が「ウスサマ明王」であり、トイレをいつもきれいにすることで、
金運が上がるという所以です。

その2 陰徳を積む

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理想の物件を求めて!何を妥協するべきか悩みどころの解決法

どれくらいの間、賃貸事務所を探していますか?

「かれこれ一年以上は探しているかな。
なかなか理想に合う物件がなくてね。」

打合せの最中、時にこういうお悩みを打ち明けられることがあります。

お気持ちは充分わかります。
せっかくオフィスを移転するのであれば、
より理想に近い、100%に近い物件にしたいと考えるのは当然の事。
そのご要望にお応えするのが我々の仕事でございます。

しかし、不動産は土地、建物、売買や賃貸を問わず、
この世に2つとして同じ物件がないという最大の特徴があります。
同じ建物内で同じ面積であってもフロアによって眺望や移動時間が変わります。
また同敷地内の分譲住宅なども同じことが言えると思います。

それを踏まえると、全てが異なる物が都内だけで数万件ある中から
100%の理想の物件を探すのは至難の業。
不動産探しが難しいのはこれが一番の要因です。

つまり、残念ながらある程度の妥協が必要ということになります。

では何を妥協すれば良いのか。

まずは、賃貸事務所を探す上での条件を箇条書きで羅列してみましょう。
いくつ書き出してもかまいません、思いつく限りの要望を出してみます。

次に、書き出した要望に優先順位をつけていきます。
これだけは譲れない条件というものは除き、
直感的に順位をつけていくと良いと思います。

その中で、

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オフィス空室率の低下による影響

5月末に発表された東京都心のオフィス空室率は8.33%
これは3年4ヶ月ぶりの低水準とのことです。

たしかに、賃貸事務所の空室が少なくなってきていることは
我々も実感しているところであり、さらに今後も低下するのではないかと
予測しています。

では今後も賃貸事務所の空室率が低下していった場合に
借り手側から見るとどのように変化していくのか。
経験に基づき、少し考えてみたいと思います。

まず、これまではリーマンショック以降の不況のあおりで、
企業の倒産、合併が相次ぎ都心部の事務所空室率は上昇。
当然、空室が増えるとオーナーは困ります。
その後はご存じのとおり、賃料は下落し、フリーレントなどの
付加価値をつけることでテナントを誘致してきました。

これを踏まえて今後空室がなくなることを考えてみると、
まず賃料相場の値上がりが始まります。(現在はまだ若干下落しています)
その後、フリーレントや段階賃料などの付加価値をつける必要なく
テナント誘致をすることができますので、こうした特約を謳った事務所の募集も
無くなるでしょう。
実際に少しづつ減ってきているように思います。

またさらに空室が無くなると…
これは私の経験からなのですが、同じ事務所物件に数社の申込みが
重なることが頻発します。
まだ先行が入っていない物件を午前中に内覧を済ませ、
夕方に申し込みをしようとしたら、既に4社の先行が入ってしまった。
なんてことも実際に経験しました。

人気のビルになると、入札で決めるということもありました。

その状況まで行くかどうかは、まだ現段階ではわかりませんが、
可能性はゼロではないと思いますので、これから移転の計画を立てる
企業様は念のため、そのような事も考慮しておくと良いかもしれません。

2013年度

ちょっと遅くなりましたが、2013年度がスタートしましたね。
街を歩けば春を感じ、いたるところで新入社員と思しき新社会人、
入学式に向かう緊張した面持ちの新一年生をよく見かけます。
すがすがしい気分になるとともに、多くの企業も新年度の開幕ということで、
新たに気を引き締める時期でもあります。

当社でも、4月は新年度のスタートです。
気持ち新たに、今年度もより良いサービスを提供するために精進していく所存で
ございます。

ということで早速、「賃貸事務所ドットコム」も一部改良をしました。


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